Q1.行政書士って何ですか?
A.
行政書士とは、役所に提出する書類を作成する仕事です。
単に書類を作成するといっても、
世の中はあらゆる法律によって形作られていますから、
法律知識がないと務まりません。
そういった知識を学び証明するために、行政書士の国家資格をとります。
たとえば、想像しやすいところで例をあげると、皆さんが個人事業を始めるとします。
そのとき、どこに何を申請すればよいか知っていますか?
基本としては、国税局、地方税事務所に届出を出せばOKです。
これくらいの知識は、インターネットや書籍で簡単に知ることができます。
でも、事業の内容が化粧品の製造・販売だとします。
そのときは、化粧品関係の法律、販売に関する法律などに則った申請をし、
認可を得る必要があるでしょう。
このレベルの専門的な部分については、行政書士に依頼することがほとんどです。
そうでなければ、どこに、何を、どんな形式で、いつまでに、
書類を提出する必要があるのがわかりませんよね?
当然のことながら、必要な手続きを踏まずに営業をすると、違法業者になってしまいます。
これはほんの一例ですが、目に見える部分はシンプルな社会でも、
細かく複雑なルールの上に成り立っているのです。
行政書士は、そういった手続きのプロとも言えます。
ただし、行政書士しか扱えない案件があるわけではありません。
先ほど例としてあげた個人事業の開始申請は、個人でできることです。
化粧品事業のことについてもそうです。行政書士を使わずとも手続きを行うことはできます。
では、行政書士は必要ないのでしょうか?そんなことはありません。
簡単に得られる知識であれば、自分で(個人でも会社でも)行う気になりますが、
そうでなければ難しいのです。
本業は化粧品の製造や販売なのに、手続きにばかり時間をかけていては仕事になりません。
そのため、特に複雑な手続きを要する場合の多くは、行政書士を使うことになります。
このように、行政書士が独占的に活躍できる場があります。
また、書類作成業務のほかに、相談業務や代理業務を行う場合もあります。
契約書作成業務などを行うケースもあります。行政書士の知識は、多くのシーンで役立つのです。